CMS導入で更新費を大幅削減！多数の外部連携で業務効率化とPV数約1.5倍増加させたUI設計とは

1．SEOを重要視しつつ運用面も考慮した公開側のサイト設計

PV数が増えるサイトにしたいというご要望をいただいていたため、それを意識した公開側のサイト設計を行う必要がありました。商品の特性上ユーザーがどのようにサイトを利用するのかイメージしづらく、公開側のサイト設計が難しい案件でした。

そのためUI/UXデザイナーとともに実際のサイト利用ユーザーに、どのようにサイトを利用するのか、どのように商品が探せたら便利かなどをヒアリングした上でサイト設計やUI設計を行いました。

ただ運用的な観点からアクセス解析データのご用意が難しい部分もあったため、BANDAI SPIRITSプライズ事業部様と打ち合わせを重ね、最終的な仕様の落としどころを調整させていただきました。

その他、CDN（Cloudflare）（※1）を導入しページの表示速度を上げる対策も行っています。導入自体は容易にでき、またCDN代理店の営業担当がいて、何か起こった際や不明点はすぐ聞くことができたので、その事象の原因や対応策をきちんと理解した上でお客様にわかりやすく伝えるように心がけました。

※1　CDN（Contents Delivery Network）
数多くのキャッシュサーバーなどを用いてWebコンテンツを高速かつ効率的に配信するネットワーク

2．メインコンテンツである商品データのDB設計やプラグインの仕様決め

商品データの登録・更新方法として、作業者が商品データを作成後 BANDAI SPIRITSプライズ事業部様の担当者がデータをチェックし監修に出し、OKがもらえたら公開するという運用手順になるため、その運用を理解した上でプラグインの設計を行う必要がありました。運用方法を聞き取りながら、どのような仕組みにするのが管理画面を利用する方々にとって一番いいかを考えて設計することは難しかったです。

それでも、ボタンクリックで監修用のPDFが出力できるようにしたり、ページの更新を行う際、更新前のデータは公開状態のまま、更新後のデータチェックができる仕組みにしたりなど、BANDAI SPIRITS様用にかなりアレンジした仕様になり、先方でもうまくご活用いただけています。

3．各種外部連携（CharaOS、MicoCloud、BANDAI SPIRITSコーポレートサイト、Cloudflare）

外部サービスや外部システムとの連携が多い案件でもあったため、それぞれのサービスやシステムの仕様を理解しつつ、それぞれの担当者と打ち合わせを行い仕様を固めていくことは大変でした。

打ち合わせの際に、連携イメージの資料を事前にご用意したり、どのような資料が欲しいかをこちらから提示して進めるなど、当社側がリードして進めることで進行の遅れ等の発生なく進めることができました。